その後                   ; 目次に戻る 
chiveのある朝食 Fleece Houseの朝食は美味かった。Chiveの香りが新鮮。テーブルには、今日からOffa's Dykeを北へ向かう男性2人組、Contourの客らしい。親子だろうか。年長の人は話好きで、いろいろ教えてくれる。Pennine wayは追い剥ぎが出るから一人で行くのは止めた方が良い、Coast to Coastはベストだが8月は虫が多い、行くなら5月が良い。こういう旅の上の話には影響されやすいので、そのうち、春にC2Cを歩いているかもしれない。
OS Grid Mapについて
OSマップ イギリスって進んでいるんだな、と見なおしたのがこれ。例えば3日めの宿の位置は、住所だけではなんとも判らないが、OSグリッドでは、SO 311 294で示される。SO311294と記載して、これで、100mの範囲内で場所がわかる。またSO3129と短縮すれば、1km以内で位置を示すことが出きる。地図上では、1km単位の格子線が引かれている。日頃、見慣れている20万分の1の地図や、5万分の1の地図の経線と違って、この格子線は北に行ってもそのままの間隔で地図上で表現される。なので地図には縮尺の記述が無い。
ガイドブックに載っている地図は、このOSマップを使用している。 左の地図は、下のサイトから持って来たもの。 http://www.ordnancesurvey.co.uk/oswebsite/getamap/
ただ、この無料サービスでは、小さな窓でしか見れない。デジタルマップを購入すれば、いろいろ活用できそうだけど、結構高い。
国土地理院も、刺激を受けて欲しいものだ。

Luggage transfer service
これも、日本には無いサービス。旅行者の重い荷物を、その日の宿まで運んでくれるというもの。日本の山小屋と違ってB&Bは低地にあるので、B&Bのマスター(あるいはタクシー)が運んでくれる。持ち運べない重たい荷物はダメということだけど、まは常識的な荷物は運んでくれるのだろう。B&Bのマダムはご老人の女性の場合が多く、私は毎朝、旅行カバンをパックしたら、玄関まで運んでいた。
Offa's Dykeで出会った歩行者の半分は、このサービスを利用しているのでは、と思う。

PUB
これも、日本には無い楽しみ方だけど、毎晩、PUBに通うことを楽しみにしている人も多い。掲示板では、俺の最優先項目はPUBだと公言する人もいる。Robert Goddardの主人公もPUBにばかり行っている。日本だと、麓の温泉でビール、というところか。
PUBで驚くのは、食事がおいしい事。その村では、そこだけ、という所も多いし、そりゃそうだろう。普通においしい。とはいえ、私が食べたのは、ラム・チョップ、チキン、スープなどで、普通に料理すればおいしいものばかり。カレーも、まあまあの味だった。田舎はまあ普通の味と言うことか。
もう一つの新しい発見は、サイダー。アルコール度も低くて、でもおいしい。山歩きの途中で飲んでも大丈夫。PUBにはサイダーのレバーまであったけど、あれはイギリス中どこも、そうなのだろうか?一年中あるものなのだろうか?また飲みたいものだ。3日めからは、毎日、PUBで注文するサイダーがかなり楽しみになっていた。

旅の必需品
・コンパス(磁針):これに何度すくわれた事か
・地図:コンパスが示す北とのズレが書いてある
・帽子:炎天下の歩行に必須
・ハンカチ:歩きながら汗をふくため必需品