6日目 Coverack => Falmouth ; 目次に戻る :
その後
朝、目が覚めると、外は真っ白。霧がかかっている。でも、明るく輝いているので、そのうちに晴れてくるだろうと楽観する。ちかくの売店にInternational Herald Tribuneを会に行き、外を散歩する。海岸を歩くのは楽しい。今日は最終日だけど、楽しめそうだと思う。
朝食もおいしかった。昨晩のディナーの時に話をした二人にも挨拶した。最終日だしかなり気楽な出発だけど、今日は一箇所渡し舟で海を渡るところがあり、そこだけが不安だけど、いざ出発。
歩き出しても、まだもやっている。こんな神秘的な雰囲気も悪くない。平和な海岸線なのに、Gorevy coveの海岸で大失敗。海岸線から、この先歩く丘の道が見えるんだ。その入り口の小高いところにあるStilesの場所もくっきりと。だから、茂みもなんのそので、そのstilesを目指してまっすぐに進んだ。それっぽい道もあったし。しかしなんと、そこは沼地。右足をふくらはぎくらいまで、思い切り泥の中に突っ込んでしまった。あぁ最悪。海岸まで引き返して、道を探す。沼地を迂回する道がちゃんとるではないか。せっかくの快適なwalkingが台無しの気分。村の中ですれ違う人たちに愚痴って歩くけど、皆気分良く挨拶してくれる。そうだね、まだ朝も早いし一日はこれからなんだ。
そうして、Porthallowという小さな海辺の村に出た。PUBがある。Pilchardsというのは魚らしい。なんだか、記念碑のような石碑がある。詩碑らしい。Fading voices。後で探したら、South West Coast Pathのweb siteに紹介があった。
http://www.southwestcoastpath.com/main/useful_info/newsdetails.cfm?a_id=95
天気は良いけど、海辺の道はとてもぬかるんでいる。Very muddy。とても歩いてられないので、Nare Headの海岸線は大きくショートカットすることにした。途中どこかの農場の中を突っ切ったりして、Gillan Harbourに出た。波のおだやかな入り江だ。みなあちこちで日光浴をしている。干潮のときは歩いて向こう側に渡れるらしいけど、うーん、これは無理だ。これで焼く2.5kmの遠回りが決定。
それでも、海岸線を歩いてGillan Harbourの向こう側にたどり着いて、Dennis headの丘に登る。ここは気持ちの良い場所だ。なんと来た向きにひっそりとベンチがあるではないか。ということで、ここで久しぶりの休憩を取る。もう2時すぎだけど、Helford riverを行く舟を見ながら、昼食のサンドイッチを食べる。
休養充分で、Helfordの渡し場まで一気に歩く。このHelfordの街(村)の道路には驚いた。道路が川を横切るところの橋があまりにも小さくて、えっと思っていたら、車は橋を渡らずに、橋の横の道(川が流れている、水深は約10cm)を通るんだ。すごい。ここは、ちょっとしたリゾート地らしい。そして、船着場についたら、ちょうど、ボートが出発したばかりだった。小さなボートが50mほど先を進んで行くのが見えていた。
この渡しは、On demand ferry port なのである。このOn demandを、渡しはてっきり電話で渡し場の事務所の誰彼に電話をするものだろうと思っていた。しかし、その看板の電話番号に電話してもつながらない。どうすれば良いのだろう。次のお客さんが来るか、向こうから誰かが渡ってくるまで気長に待つことにした。約20分ほどして、散歩にやって来た老夫婦が渡しを見て、ボートを待っているのかいと聞く。そうです、と答えると、それならば、この板を動かさないといけない、と、丸い板を動かした。うーん、なんと原始的な信号機なんだろう。ボートの運転手はえらく体格の良い気の良いおにいちゃんだった。川の対岸にはPUBがあって、皆ビールを飲んでいる。不思議なくらい平和な場所だ。
このあたり、Falmouthの南岸あたりは、いろいろ小さいビーチがあって、ちょうどバンクホリデーの休日なので、夏の海辺のようなにぎわいだった。海岸線を歩くのに飽きてきて、内陸部のショットカットコースを歩く。途中の道でロンドンから来たという女の娘と一緒になった。この娘は足もしっかりしていてたくましい。友達の結婚式に来たついでにコーンウォールを旅行中で、お金が無いから車に泊まって、あちこち転々とすいている、とのことだった。そして、最後の宿、Trelawne Hotelに到着した。
シャワーを浴びてから、Barで冷えたビールをもらって、部屋で飲む。夕食は19:30かららしい。ここもまた豪華な食事だったので、またもワインを注文してしまった。広い食堂に3組だけというお客さん。私の隣の2人(中年カップル)は、なんと彼らもwalkerだった、HelfordのFerry の渡し場の話やなんかで盛り上がってしまった。私が、Land's Endから歩いて来た事を聞いて、うーん、すごいという。ちょっと、おpもしろかった。