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□ シドニー観光: 最終日は天気が良かったので、午前中からお昼にかけて、シドニーの歩行観光をした。

(1) Olympic pool ( Northern Olympic pool )
空港にあった日本語のガイドブックにはハーバーブリッジを背にプールで泳ごうとしている水泳選手の写真があった。普段からあまり海外旅行の事前準備をしない私にとっては空港での情報はとても貴重で、この印象的な写真はとても気になっていた。ちなみに下のガイドブックの写真である。

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街のインターネットカフェで調べると、どうやら、シドニーの北にあるプールらしい。朝8時からオープンしているとのことなので、まず一日の最初にそこを訪ねた。Centralから日帰り往復のチケットを買って、Nelson point で降りようとするとゲートでひっかかる。ここはシドニー市では無いのよ、と係りのオバサンは言って笑ってゲートを開けてくれて助かった。

プールはなんと、Luna City Parkの入口の隣だった(下の右の写真)。中には、観客スタンドから見下ろす屋外の50mプールと、スタンドの上にインドアの25mプール。着替えて50mプールで泳ぐけど水が冷たい。それに皆速い。女性や、年配の人も多いけれど、皆、この水が冷たくないのだろうか。皆に負けないように泳ぐけれど500mも泳ぐともう十分という感じになる。私の体感24℃くらいであった。

監視のお兄さんに水温を聞くと「Yes sir, ちょっと高めで23-25度にしています」とのことだった。何がちょっと高めかと思ったけれど、実際のビーチは水温21度くらいだから、それに比べたら高いのだろう。でも晴れた日に朝から屋外で泳げて気持ちが良かった。プールには売店もあるけれど(あれは隣の店だったのだろうか?)、朝から甘辛い焼きソバの香ばしい香りが漂って来る。なんだか、マレーシアかインドネシアのような感じ。

Northern_olympic_pool Northern_olympic_pool Northern_olympic_pool



※ 実はシドニーに着いた日に、シドニーオリンピックのあったAcuatic Centerにも行ってみた。でも混んでいるのと、更衣室とトイレが一緒になっているのが気になって、全然楽しめなかった。泳ぐならば、このNelson pointの方が圧倒的に良い。

(2) Harbour bridge
Northern Olymic swiming poolでハイになった私は、よし、このハーバーブリッジを歩いて帰ろうという気になっていた。公園のゴミ掃除をしているお兄さんに聞くと、ネルソンポイントのあの向こう側から歩いて下さい、と言う。

???という気持ちを抱えて橋の袂に行って看板の案内を見てあぁと理解した。なんと橋の西側はサイクリスト専用で、橋の東側が歩行者専用なのだ。ジョガーはどっちだ?御免なさい、私は知りません。とにかく、橋東側を歩くので写真はとれません。でも東の方向にはオペラハウスも見えてきて、おぉそうか、という気持ちにもなる。ああいう建物には全く興味の無い私だが 目立つ建物だという事はよくわかった。

それに、橋の上のさらに鉄柵の上を歩く専用のジュンプスーツを着たツアーの連中もいて面白かった。下の中・右の写真。

Harbor_Bridge Harbor_Bridge Harbor_Bridge



(3) Pitt street mall, Kinokuniya, Aussy Beef Pitt street mall(下の左の写真)にはBordersがあると聞いていたのに見つからなかった。街の人に聞いたら、前はあったよ、今はどうか知らないと言われて、そうか、ここでも本屋さんは苦戦しているんだ。その近所の紀伊国屋はかなり大きなフロアーでかなり善戦している感じ。日本の文庫本も多いけれど、日本で買うより割高である。ここは日本資本100%なのだろうか? 同じビルのラーメン屋がお昼は大繁盛であった。そしテ同じビルにWagamamaが店を出しているのが面白い。(紀伊国屋の看板の隣にも見える)

Kinokuniyaの近所のホテル(Criterion hotel,下の右の写真)の一階のビストロで、ステーキランチを食べた。暗いマジックガラスのちょっと近寄りがたい感じの店だけど、街中では、なかなか普通のレストランが見つからないのでしょうがない。焼き方はミディアムを注文したが、どうもウェルダンくらいの焼き上がり。レアを頼むべきだった。そういえば、ベトナム料理屋でのビーフヌードルも、牛肉は半生の感じだったし、レアでも良かった。 ステーキにすると、やはりカスカスの感じでオージービーフの味だけど、スープやシチューに入れて食べる 分には良いのかもしれない。

Pitt_streat_mall Kinokuniya Bistro_Criterion_hotel



□ Bush walkについて

オーストラリアのBushwalk(といってもシドニー近郊しか知らないが)は、違和感アリアリのウォーキングであった。初めてUKのLDPを歩いた時に感じたのと同じ様に、ちょっと軽いカルチャーショックを受けた感じである。ラグビー・テニス・水泳・サーフィンなどのメジャースポーツに比べて、それほど人気があるとは思えない感じも受けた。

そもそも、山が無い。山歩きということでは、ニュージーランドのトランピングの方がまだ楽しめる。同好の士も多く集まっているので、そこに馴染める感じがする。ただ、オーストラリアの海岸線歩きは、面白いかもしれない。シドニー近郊は、道も整備されていて気持ちよさそうに思う。

□ オーストラリアについて

UKとの比較で感じるのは、黒人が少なくて、アジア系の存在感が際立っていることだ。街の中では、中国語・韓国語・タイ?ベトナム?の言葉が普通に飛び交っている。日本も将来、ああなるのかなぁなんて感じてしまった。

滞在中は洪水のニュースと、街中の暴力犯罪のニュースばかりであった。アメリカには行ったことがないけれど、こんな感じなのかもしれない、と思った。

□ オーストラリアの動物

山歩きで一番気にするのが野生の動物。日本だと茂みの中にはヘビが多いし、山奥では時々イノシシの生臭い匂いに出くわす事もあるし、最近は熊が怖い。それに比べれば欧州では危険な動物は殆どいない、それよりは、のべつ幕無しの羊糞、牛糞、馬糞に苦労する。ニュージーランドやオーストラリアは、羊糞、牛糞、馬糞には出くわさないので、とても歩きやすい。野良犬もあまり見かけない。

ただオーストラリアの野生動物はちょっと違う、大トカゲ、大へびがいる。海岸線ウォーキングの時にも、看板でバイソンの絵が描かれていてゲンナリしたものだ。また、山の中は、ニュージーランドと同じでうるさい鳥が多い。人間のような声を出すオオムも多い孔雀もいる。野生の孔雀を見たのは初めてだ。孔雀は飛ばない鳥なんだろうか?いつも茂みの中を走っている。

鳥は街の中にも多くて驚く。日本でも、よく、鳩やカラスが道路でモノをあさっているけど、オーストラリアでは、大きなサギのような鳥がハトやカラスと餌を争っている。その鳥の写真が下の鳥。 ワイルドな国だ。

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