三年前には道を間違えてたどり着けなかったjunction Rock. 今回も見過ごしてしまったのだけれど、Grose Valley walkを十分堪能できたので、満足しました。Evans Lookoutへの道はまたの機会に(3年後くらいに)しよう。その頃にはMt.Victoria周辺の山火事のダメージも少しは回復しているかもしれないし。
Blackhearthで降りた人は近所の人たちという雰囲気は、観光客らしき人はいなかった。さて、まずはvisitoe centerへ行って情報を仕入れよう。ガイドブックの見開きページのいいかげんな地図では心もとない。このVisitor Centerは駅から結構あって、途中で道を間違ていて親切な爺さんに助けてもらっていたのだ。話し好きな爺さんで、どこから来たの、日本?、へぇこの先に日本人の奥さんが住んでるよ、旦那さんはヘリコプターのパイロットだよ、とかいろんな事を教えてくれる。面白い冗談をいってくれたけれど理解できなかった。
昨日、Echo pointで、Mt.victoria周辺は先月の山火事で立ち入り禁止と張り紙をみていて不安だったけど、崖の上の火事は崖の下とは無関係だった。カウンターの女の人はJunction Rockにはちゃんと標識がありますよ、こことの標高差は600mくらいよ、Enjoyとか言われて背中を押されてしまったけど、本当はここでJunction Rockはどんな形なのか?Junctionの意味は?と聞いておけば良かったなと後から思いました。
遅いスタートだなとは思いながら、夏の陽は長いからと、崖をくだる、11:25。降り口の看板には、Junction Rock経由Blue Gum Forestまで6,5km、4時間。Junction Rockまでは2.5時間とある。こんなのは全くあてにならない。
崖を下り始めてあんまり人がいないのに気づく。上の駐車場に車が4,5台停まっていたので、それらくらいしか人がいないのかもしれない。ただ、4,5人、崖を上ってくる人たちは皆軽装で単に下に降りてみただけの人たちのようだ。崖を下りながら、うーんここは地図の上では距離ゼロだよな。Katoomba側と違って人も少なそうだし、2時までにどこにも辿りつかなかったら、そこで引き返そうとルールを決めた。
このGovetts Leapはこの滝が有名なところなのかと理解した。崖の下は滝の真下で良い休憩場所だ。個々までの降下は150mくらい。しかしトカゲが多いなぁ、ここは。
がけの下からはずっと下り道が続く。人がいないし、標識もほとんどない。道はしっかりしているけど、小川を横切る場所では、ところどころ行方不明になってしまう。そんなこんなで延々と歩き続ける。ふと前方に人がいる、おおと思い彼に"Junction Rockはどこ"と聞くが、彼は標識はみかけたけど、どれがJunction rockなのかわからなかった、とのこと。この人はGovetts Leapから来て引き返すところなんだなと理解して、私は先に進んだ。よし絶対見つけてやろう意気込んだせいで時間の感覚が麻痺して歩き続けてしまった。
途中でコンパスを見ると北に向かっているし、Ecans Lookoutはあの山の方なのか?もう崖から2時間以上歩いているし、そしてなんだかキャンプサイトみたいなところに着いた。Acacia Flatと書いてある。そういえば前にその看板をみたなと思っていたら、Blue Gum Forestの標識、これは大失敗。大幅に歩きすぎてしまった。
確かにここはユーカリの林だ。キャンプサイトというのに、設備が殆どない。林のなかの広場みたいだ。ここで簡単に休憩をとるのは気持ちよさそうだけど、そんな気にもなれなくて、道を引き返す。
太陽光線も午後のベタな光になっているので、回りの景色も、その辺の雑木林のようにしか感じなくなってしまった。ちなみにそのキャンプサイトの周辺は下の写真のような感じ。まぁ2時まえに引き返すことができたので良しとしよう。
それから来た道をもどって50分くらいでJunction Rockを発見、ああ、ここだったんだ。来るとき小川の向こうになんかあるなぁとは思ってたけど、道がなかったのでそのまま通りすぎた場所だった。
下の写真の看板が立っている岩がJunction Rockのようだ。思うにGovetts Leapからの流れと、Evans Lookoutからの流れがここで合流して東の方に流れてゆくという意味のJunctionなのだろう。ちなみに下の真ん中の写真がEvans Lookoutへの道だ。これじゃ見逃すはずだよ。もう3時近くになっていたので、Evans Lookoutへ行くのはあきらめた。
帰りの電車は5時台がなくて18:10があるので、それに間に合うようにしようと歩き始めるが、一か所で道に迷ってしまった。小川を渡って、道を見失ってまた見つけたところで、自分がどっちから来たのかわからなくなってしまったのだ。そこで一度引き返しまた戻ってくる。やっぱりこの方向だけど先に道がみえないなぁと思っていたら、上の方から人が降りてくる。あ、あそこに階段があったんだ、助かった。この若い大学生風のカップルに感謝だ。彼らはBlue Gum Forestでキャンプをするらしい。うーん、なんて勇敢なんだろうと感心してします。オーストラリアの人たちはとても大胆だなぁと思う。
なんとか滝の下に戻ってこれて一安心。18:10の電車まで2時間あるので、初めてホッとした気分で紅茶とビスケットを味わった。滝の下にはインド人風の先客がいて写真をとってあげた。私も撮ってもらった。
足の筋肉が痙攣しそうなくらいに弱っていて、階段の手すりで体を引っ張り上げる感じでなんとか崖の上にもどってこれた。しかし、Blue Mountainsのエリアでは、最後の崖の上に戻るところに体力が必要なので、かなり余裕を持った計画で行かないと危ないなぁと感じた次第。痙攣しそうな足での駅までの道は長かった。ちょうどバスがあった時間なので、これも事前に確認しておくべきだったと再度反省。
Gros Valley walkを堪能した一日でした。好天に感謝。