4日目 Olchon Valey => Hay-On-Wye                   ; 目次に戻る : 次の日

朝の風景1 朝の風景2 起きたら雨だった。高原の天気なので昼には晴れるだろう。朝食の前に宿の周りを散歩する。傾斜がきつくて楽しめない。

朝食 ランチパック ランブラーズ・クラブの人は30代の女性。先に朝食を食べて、きっと晴れると思うよと言って、さっさと出かけてしまった。私は天気を待ってゆっくり朝食を取る。前の晩にベーコンとソーセージは要らないと強く言ったせいか、巨大なプレーン・オムレツ。
このランチパックは逞しいイギリス婦人らしく、なかに、トマト・ブドウ・セロリが、そのまま入っていた。ちゃんと洗ってあるんだろうなと食べ終えてからとても気になった。

尾根を望む Long_town_cross_pathへ戻る道 いつまでもグズグズしていられないので、10時に出発。まあ雨もそんなに強くない。昨日は間違えて下まで降りてしまったので、今日初めての道だ。途中であまりに羊糞が増えてきたので変だなと思ったら、やっぱり道を間違えていた。それでも11時には昨日の尾根道に戻って来た。


歩く人達 尾根道にたどり着いてハァハァ言っているところで、ちょうどPandyから登って来たパーティと出会う。中年イギリス人夫婦6人ぐみで、結構さわがしい。彼らと話をする。私の娘は今東京にいるんだけど。なんだか世界は狭いもんだ。彼らは先に出発して言った。結局、この連中とは、途中、何度も、出会った。私がホテルに着いた跡も街の中で出会って、お互い驚いたりした。その人達の写真がこれです。


尾根道を歩き始めた頃は、今にも雨が降って来そうな空。今日は土曜日のせいか、昨日までとは違って人が多い。多分、ここがOffa's Dykeの南側では一番のコースだろう。ああ、これが泥炭か。
雨が降ってきそう 今日も馬がいる 泥炭が剥き出し

雨が低い なだらかな道 天気は少しずつ回復して来た。どこまでもなだらかな尾根道。クライマックスが無い。

馬がいる 馬もいる。Olchon Calley cottageのマダムに、道で馬と出会ったら、どうすれば良いのか、と聞いたところ、馬はおとなしい動物だから、何もしないわよ、とのこと。だけど、後ろ足で蹴り上げられたら、たまらないから、後ろには近づかないようにしている、とのこと。なんだ、馬はおとなしいんだ、なんかそんな気はしていたけれど、あのピュアな目で見つめられると、どうもすいませんと、大きく道を譲ってしまう。

めずらしく岩_絶好の休憩場所 運動場のような ピークといえばピーク

天気が回復して、このテーブルマウンテンの北の端も見えて来た。体調が急に回復。これから、街まで走り続ける事も可能な気分に成って来た。最初は、Offa's Dykeの本道をたどって降りはじめたので、地図やガイドブックを見ると、この先にHay Bluffという絶好ポイントがあるらしい。これは、こちらに行かねば、ということで、降りてきた道をまたかけ上がる。走り始めたらとまらなし。

ハンググライダー Hay_bluffを登って来る人達 Hay bluffは、何も無いところだけど、一般人が多い。下の道路の脇には車がたくさん停まっている。父親に引っ張られて登って来る小さい子も多い。日本だったら、売店が出そうな場所なのに。ここの風景はとても爽快だ。みんな苦しそうに登って来る、ああ、この道を登るのも良いかなと思った。ここを高速で歩き降りる。


Hay_bluff_2 Hay_bluff_1 Hay bluffはなかなか雄大なところだ。街に向かって下りながらも、何度も降りかえってしまう。Offa's Dykeは、北から南へ向かうのが良い、と言われるのは、ここの景色のせいかもしれない。


ピクニックの人達 ピクニックの人達 Hay bluffの斜面は、とても広大で、ピクニックに来ている人も多い。車でやってきて、テーブルを出して皆で座って楽しむ。なかなかな贅沢だ。日本とは人の密度が違いすぎる。

降りて来た道 Hay-on-Wye 降りてきた道が見える。Hay-on-Wye(ヘイ・オン・ワイ)が見える。尾根道で歩行者と話していた時「ハイ・オン・ワイ」と発音していたら、ヘイ・オン・ワイだよ、と教えてくれた。そうか。この尾根道は、なだらかすぎて、いろんな事を考えて歩いてた。もう、ベーコンやジャガイモは飽きた。早く、お米を食べたい。


Hay-on-Wyeへ向かう下り坂はとても楽しい下り坂だった。また、オリエンテーリングごっこのような標識探しの道だけど、慣れて来たせいか、そんなに迷わずに道を見つける事ができた。飛ぶように駆け下りる。そして、街に着いた。山の上で見かけた人も多い。宿はすぐ見つかった。おお、なかなか良さげな宿。Old Famous Black Lion、なんという名前だ。到着17:00。
宿の部屋で入ったとたんに疲れがどっとでる。サンダルに履き替えて街をあるくが、足が痛い。テイクアウトのチャイニーズを見つけた。朝7:00に開くコンビニもある。なんだかスノッビーな連中が多そうな変な街だ。古本屋が多く歩きまわりたいけど、もう店じまいしている。

部屋に着いた スペシャル_チャーハン