旅の準備                   ; 目次に戻る : 次の日

Coast to Coast は、イギリスのLDP(Long distance path)の最高峰。私の中では未だ行ったことの無いPennine wayと並ぶあこがれの地。Alfred Wainwrightが考案して、今では一番の人気コース。きっと8月は混むだろうし虫も出てくるから5月が良いけど、きっと寒いだろうな。果たして楽しめるだろうか。などなど悩むことはいろいろあったのですが、エイヤっと行って来ました。

 ちょうど去年ロンドンの本屋さんでCoast to Coastのガイドブックも買っていたので、キナバルを登った後、年明けから調査を再開しました。去年のOffa's Dykeでの現地ウェールズの旅行代理店を使ったので、今回もLake Districtの業者を使おうと考え、North West Walkという現地の業者に宿の手配を依頼しました。西半分の6日間のSelf Guided tour (Inn to Inn walk)。

出発点と終着点(西半分) 工程は次の6日間コース。
1日目 St.Bees => Ennerdale Bridge
2日目 Ennerdale Bridge => Rosthwaite
3日目 Rosthwaite => Grasmere
4日目 Grasmere => Patterdale
5日目 Patterdale => Shap
6日目 Shap => Kirkby Stephen

今回は出発まで時間の余裕があったので、旅行パックを日本の自宅まで送ってもらった。中は単に旅程表と地図だけだった。去年KnightonのB&Bで会ったオジさんが、C2Cは体力のある人はそれなりにコースを選ぶ事ができるんだよと行っていたように、ガイドブックのコースと地図のコースは、いろいろ微妙なズレがあるし、確かにいろんなバリエーションルートがある。健脚コースを選んだ人だけが行ける所もいろいろある。自分の中では4日目にHelvellynに登る事をこの日程一番のハイライトととらえるようになった。
今回のコースに備えて、万全の寒さ対策、雨対策を用意した。2月の寒い湖畔の山を歩いて長袖の下着やスキー用の手袋も準備した。また、1日に山道を30km歩く事前トレーニングも何回か試した。おかげで体力的にはかなり自身がついた。
出発前に一番苦労したのは、どうやってSt.Beesまで行くかということだった。当初はヒースローで一泊して翌日丸一日かけてSt.Beesまで行くつもりだったが、どうも明るい内に着く方法がない。じゃロンドンに宿泊しようと思ったがこれもだめ。結局、ヒースローに夕方着いた後、夜行の長距離バスでカーライルまで行き、そこに泊まり、翌日の電車でSt.Beesに昼過ぎに着くというコースにした。なかなかの冒険だなぁと思ったが、しょうがない。おかげでカーライルの街を楽しめたから良しとしよう。


地図と予約した宿の日程表 ; Air Mailで送られて来た包み。

去年買ったガイドブック ; 多くの人がこの本を持って歩いてた。