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 Heathrow へは無事夕方到着。機内ではオーストラリア帰りのイギリスの女の子と席が隣になった。高校生かと思っていたら歯科医師らしい。仕事を辞めたばかりなので2ヶ月の休暇をとってオーストラリアに行って来たという。連れの友達の女の子が離れた席にいて盛んに連絡を取り合っている。日本の女の子と同じだ。その子は最近出たハリーポッターの最終巻を抱えていて機内で読み終えた時には、あぁ面白かったぁ、とため息をついていた。私の方は旅行社から送られてきたWHWのガイドブックを予習するのに忙しかったのだけれど、せっかくのイギリス・ネイティブの娘なので、いろいろ教えてもらった。恐竜で有名なネス湖はスコットランドにあるらしい。イギリスでは、Loch Ness (ロック・ネス)と呼ばれている。スコットランドでは、湖(Loch)や山(Ben)や谷(Glen)など、呼び名が違うようだ。彼女のおかげで機内では退屈せずに済んで助かった。
 Heathrowでは定宿に止まったが、イギリスに来るたびに、空港バスの値段が上がっている気がする。イギリスはとても物価が高い。

 翌日は、朝早く起きて、スコットランド行きの飛行機に乗る。国内線なのに異常にセキュリティチェックが厳しい。飲み物を没収されてしまった。やはりGlasgowの事件を気にしているのだろう。とはいえ、Glasgowに着いたら、拍子抜けするくらい、テロの気配は感じなかった。天気も良いし、本当にこの空港で事件があったのか?と思うほどである。風は強いけど天気が良い。シャトルバスで市内に行く。Glasgowのバス駅には手荷物預かり所があって助かった。Glasgowはちょっとした街である。おなかが空いたので食事しようと歩いていると、Wagamama という名前のお店がある。ニセモノ風の日本料理店のようだ。イギリスには最近、こんな店が増えてきた。そこでチキン・ラーメンを食べた。味は今一だったけど、気軽に食べれるのが良い。

Tiso's Street_musician Buchanan_stree



 旅行社のAndrewのmailでは、ブキャナン・ストリートにアウトドア用のお店があるよ、と教えてもらっていたので、そのお店(Tiso's)を探すが全く見つからない。歩いている人に聞いたら、何度も通り過ぎていた店だった(www.tiso.com)。そこでBen LomondとBen Navisの地図(25000分の一)を買う。スコットランドには悪名高いmidgeが居るので防虫剤も買った。ブキャナン・ストリートは人通りも多く、キルトスカートにバグパイプで民謡を演奏しているストリート・ミュージシャンもいた。

実は今回はセーターを持参して来なかったので、山の上は寒いかもしれない事に急に不安になって、街のスーパーでスェットシャツまで買ってしまった。結局、これは荷物になっただけで不要だった。やはり普通にセーターを持って来るべきだったと後で後悔

グラスゴーのバス駅 DrymenのClachan_Inn



グラスゴーでの買い物を終えて、街でする事もなくなったので1本早いバスに乗り、途中の村で2時間待ちで乗り換えてDrymenに着いた。このバスの途中からチラホラ歩いている連中を見ることが出来た。Drymenに着いたのは6時ころ。宿のClachan innはすぐに見つかった。バスタブは無く、トイレも共同だけど、まあ普通のPUBのB&Bだ。7時過ぎに食事をとろうと1階のPUBに行くともう満員。これはダメだと思い別なPUBに行く。Ganmon を食べる。普通のブタ肉だ。ギネスを2パイント飲んでいい気分でB&Bへ戻ると、誰かがロビーでTVを見ている。彼もWSWを歩いていて、今日はミングィから来たという。彼はリーズの病院で働いているひ弱なインテリという感じだが、山歩きが好きらしい。一緒にTVを見ながら、スコットランドの事をいろいろ教えてもらった。彼とはその後WHWのあちこちで顔を合わせる事になった。