第三日目 Port Craig => Queens town ; 目次に戻る :
次の日
本日の部屋では昨晩ぐっすり眠れたおかげで体力もバッチリ。昨晩荷物が届かなかったおかげで、ビールも飲まなかったので快調だ。本日のコースは海岸沿いに歩くコース。これは楽勝コースだ。例によってコーヒーとビスケットの朝食を取って朝9:30に出発する。今日の海岸歩きのコースは海辺を歩くコースと山道を歩くコースの2つがあるけど、今日は潮が高く山道を歩く事にする。とはいえ、所々砂浜を歩く所もあるコースだ。
実は、Hump ridge truckでは、私はコース取りに失敗したおかげで、この3日目が一番厳しかった。この朝、もっと良くコースを調べておくべきだった。迎えの車は15:30にRarakau car parkなのでこれがデッド・ラインだけど甘く見すぎていた。
朝の最初は快調であった。途中の砂浜歩きも楽しい。昨晩の連中をあちこちで見かける。確かに並んで砂浜を歩くと高揚感を感じる。なんとなく凱旋した勇者のような感じ。なんだかんだで、1時過ぎには、初日の出発地点のTruck burnに着いた。ここからは陸路を駐車場まで歩くのだけど、最初は砂浜を2,3キロ歩いてそこから内陸部に入るのだけど、まっすぐに海岸沿いに歩いて大失敗だった。Waikoau river から先は潮が高いからダメだったんだ。そころまで理解していなかったので、Waikoau riverの歩道橋を渡って、さらに海岸を歩き続けた。下の右の写真がその橋だけどその先は余裕が無くて写真を撮れなかった。
Waikoau riverを渡った後も暫くは砂浜を歩いていたんだけど、どんどん潮が高くなって大きな丸い石の上を歩くはめになってしまった。これがとても歩きにくい。また陸地は崖なのでとても上に登れない。もらった地図から海岸の地形が読み取れたので、この入り江がここで、この川がこれで、と頭では理解できるが、海岸は遥か遠くまで続いていてとても不安になる。それにもう15:00になってしまう。とても不安な気持ちになった頃に海岸に人影が見えた。あそこまで行けば内陸に上がれる。そして必死で道路を走ってRarakau Carparkに到着。ギリギリだった。あのスペイン人が心配そうに待っていてくれた。また昨日届かなかった私の荷物もあった。とりあえず車中の人となりホッとした。先ほどまでの不安感・緊張感から解放されて頭がおかしくなりそうだった。
その車窓から写したのが下の左の写真。Hump Ridge truckの事務所に戻って、Sharonaさん達に挨拶したかったけれど、Te Anau行きの車が待っていたのであわてて、そのSUVに乗り込む。なんとも慌ただしい。この車はTe Anouに到着する前に観光スポットで写真撮影のために降ろしてくれた。それが下の右2個の写真。きれいなところだ。
Te_Anauでは、さらにマイクロバスに乗り換えた。乗客は若者で一杯。サマーキャンプのような雰囲気だ。きっとミルフォードトラクの参加者はこんな感じなんだろう。日本人もいるような気がした。このバスは日本から来た中古車のようで所々に日本語表示が残っていた。そして、ようやくQueenstownに戻って来た。長い一日だった。