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 Queenstownには前日の昼過ぎに到着した。抜けるような青空と空港周辺の山岳景観に度肝を抜かれた。驚いた事は他にもあり、空港に着陸する時に、なんと手前の山肌を機体が触れるくらいの近さで空港に向けて下降して行くところでは、なんて危険なフライトなんだとあせってしまった。でも、おかげで山の様子が良くわかり、なんとなくこの地域を理解できる気がした。

空港周辺の景観はこれです。

Remarkables 近くの山


 空港から見える険しい山並みは、Remarkablesという山並み。北アルプスにそっくりだ。私はこのRemarkablesを見て、なんでここからさらに奥のHump Ridge trackまで行くのだろう。ここの山は最高ではないか!と思った。だけど地元の人にはそんなに人気のある山ではないようだ。Ben Lomondの方が登山に親しまれている山であり、このへんの事は良くわからない。ニュージーランドには魅力的な山が溢れている、という事は良くわかった。

この地では緯度のせいか陽が長いんだ。なかなか暗くならない。この日はQueenstownの広場でコンサート(フリー)があったけれど、夜の9時でも未だ明るくて、子供達も芝生の上を走り回っているというそんな雰囲気だった。下の写真は夜9時半頃の風景である。こんなに明るいんだ。

Queenstownの山並み Queenstownのコンサート Queenstownの街角



この日は、Quenstownの中心から車で10分くらいの山の中の山荘に泊まったのだが、日が沈むと真っ暗になって、そして夜空には満点の星。山の中で周りに灯りが無いのと空が澄み切っているせいで、天の川が砂利道のように見える。そこらじゅう星だらけだ。こんなに凄い星を見たのは初めてだ。日本では見たことの無い星空だ。南十字星はどこだろうかと探すつもりだったけど、星だらけで、何がなんだかわからなくなってしまった。ニュージーランドでは毎日こんな星空が見えるんだと思ったんだけど、次の日からは曇り空で、結局南十字星はみれずじまいだった。

翌日は朝早く起きて9時のバスで出かける予定だったのだけど、目が覚めたら、もう9時過ぎだった。ホテルのWake up callはかかって来たけれど、手元の時計の時間がずれていたので間違いだろうと思って無視してしまったのが失敗だった。ぐっすり眠ったおかげで体調はバッチリで頭は冴えていたし天気は良かったので、まぁなんとかなるだろうと楽観的な気持ちになれたのが良かった。朝9時のバスはInvergill経由だったけど、ニュージーランドの地図を見て、Te Anau 経由でTuatapereへ行けるのではと考えた。そしてhttp://www.humpridgetrack.co.nz/に電話をして事情を話して、Te Anauに迎えに来てくれないかとお願いした。そこで夕方17:00にTe AnauのTrack Net office (これがトラック・ニード・オフィスに聞こえる)に迎えに来てくれる事になった。そのためにはQueens town 14:00のバスに乗ればよいので、急に時間的な余裕が出来た。

ちなみに下の写真は泊まった山荘とそこのお風呂の写真です。

私が泊まった山荘 泊まった山荘のお風呂 泊まった山荘のお風呂



時間に余裕が出来て、天気が良いのだから、これは泳ぐしかない。そこで、Queenstownの前の湖で泳いで見た。ダウンタウンの近くでは人が多いので少し離れた岸辺から入った。さほど水温は低くなかったけど、22℃くらいだろう。2,3分泳いでいるとジーンと体が痺れてくる。そのうちに変な4人組が湖に入って来た。彼らは我慢比べをしているのだろうか?沖を大きな遊覧船が通ると波が起きてそれが寒いんだよね。
また、泳ぐ前に、Be Lomondの登山口も調べておいた。それらが下の写真。よし、Humpridge trackから戻って来たら、ここを登るぞ。

Queenstownの湖 Ben_Lomondの標識 湖の4人組 遊覧船乗り場



十分Queenstownを満喫して14:00のバスに乗った。Te Anauに向かう。2時間弱で到着。運転手さんに、トッラクニードオフィスはどこだ?って聞いてここだよと教えてくれて、ああTrack Net Officeの事かとようやくわかった。ここには、Internet 端末があったので、”今、Te Anauに着いたよ”と連絡を入れる。そして待っていると、Are you Mr.,,,?と聞いてくる人がいた。ミリアムさんというシガニー・ウィーバー風の女性だった。私一人かと思っていると、サンフランシスコから来たという軽いアメリカ人も一人いる。良くわからないシチュエーションだったけど、Tuatapere のHumpRidge Truckのオフィスまで連れて行ってもらう。

やっとTuatapereに着いたと一安心。そこで、初めてこれまでmailでやり取りしていたSharonaさんと会った。そして、もっと驚いたのは、山荘での夕食の食料は自分で運んで自分で作るんだよ、と言う事。日本に居た時には考えもしなかったが、バスに乗っている内にひょっとしたらと思い始めてはいたけれど。山荘の朝食は出るらしい。Tuatapereは街というのか村というのか、いかにもハイウェーの片隅の場末の村という感じ。まだ開いているお店で食料を買うけれどパンは売り切れだ。シチューの缶詰と、パスタを買う。なんだか日本の小屋どまりのみたいだな。

バスから見た途中の山 Tuatapereの宿 今日のDinner



とりあえず準備も終了に宿に近接しているPUBで夕食を取る。なんとなくイギリスに似ている。ビールがおいしい事はわかった。ビーツが意外においしいので少し驚いた。さぁ明日は山歩きだ