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Pennine WayはイギリスのLDP ( Long Distance Path )の最高峰。ついにそこを歩くんだとう高揚感があるかと思っていたけど、これまで Offa's DykeやC2C、WHWを歩いて来たので想像はついたし、とにかく2008年の前半は仕事が忙しすぎてPW(Pennine Way)に没頭する事ができなかった。それに6日間の山歩きならば楽勝だろう、という慢心もあった。それが6日めのアクシデントにつながったのかもしれない。

インターネットで調べてみると、Pennine Wayはその名声に反して、Luggage transfer serviceを担当している旅行社がとても少ない事に気づいた。Brigantesという会社があり、そこに6日間のコース設定と宿の予約をお願いした。このコース設定が後半甘すぎたのが問題だったかもしれない。このBrigantesという会社はKirkby Malhamにある小さいけど良心的な会社だと言うことは後でわかったんだけど、mailでのやりとりもそっけなくて、これで大丈夫なんだよなという不安はつきまとっていた。

コースの予約は2月のうちに済ませていたけれど、4月になって見直すと4日目、5日目のコースがあまりにも短い。時間が余ってしまう事が想像できた。おまけに最終地がMalhamではなく、Kirkby Malhamなのもいまいちだなぁと思っていたので、最初の計画の検討も不十分だった。

Sherpa_vanの地図 左の地図はSherpa vanのホームページから拝借したもの(http://www.sherpavan.com/trails/pennine_way.asp)。結構な歴史と人気のある道だし、南の方は回りの都市にも近いので、きっと人も多いだろうから道には迷わないだろうと想像した。以前にLeedsの彼が、Peak Districtはとても良いと言っていたのを思い出した。

そうは言っても、Pennine wayの事だから、今回の山歩きには、いつも使っている20Lのデイパックではなくて、もう少し本格的なモノにしようかとも考えた。そこで28Lのリュックを買って来たんだけど、ガスやコッフェルを持参できるわけではないので、これは止めにした。しかしUKでは山の中でガスを使ってる人を殆ど見ない、何故だろうか。楽しむポイントが違うのだろうか。

Brigantesからは、宿の予約表が送られて来ただけだったので、Harvey mapのPennine way をアマゾンで注文して初めてコースの内容を把握した。そして、4日目・5日目がイマイチなのがわかり、コース設定を大きく見直そうかとも思ったけれど、まあ今回は余裕の山歩きでいいや、と思って臨んだのが甘かったわけでした。