Kepler trackはニュージーランドのGreat walkの中でも一番のコース。昨年のHump ridge track でかなり学習していたので、特に障害は無いだろうと思っていた。実は11月の中ごろまでは、暑いニュージーランドもいいけどイギリスの南のコーンウォールなら冬でも歩けるんではないかと迷っていた。でも時差の少ない方が楽だろうと考えニュージーランドにして正解だった。今年のヨーロッパの冬はとても厳しい。
Kepler trackの予約はHump ridge trackと同じでweb画面上でオンラインで予約する。宿のベッド数の数しか販売しないので購入システムは完璧。だけど実際の山小屋での管理はルーズだった。
Great walkの山小屋は食料持参なので、アルファ米のパックをいくつか準備した。農協のお米パックはフッ素の臭いがイヤで最近はアルファ米にしている。そして正月だからモチも準備した。このモチが結構重たくて疲れてしまった。Kepler trackは3泊4日のコースだが、3泊分の食料を背負うのは大変だと思い、コースを2泊3日で歩くことにする。このKepler trackを歩いた日本人は多いようんでいろんなサイトを見て2泊3日でも充分とわかった。
NZのGreat walkはいろいろあるけど、現地のサポート(車の手配など)が無いと、あまり効率的には歩けないところが多い。レンタカーを借りるのは簡単だけど、山歩きしている間は不要だし、ループ状のコースにしないといけない。その点、Kepler trackはNZを代表する変化に富んだコースだけど、Te Anauの街から歩いて出発し歩いて戻ることが出来る。それも大きな決め手だった。
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左の地図はDOCのKeplert trackのホームページから拝借したもの。
環状コースで1周60Km。UKのLDPと違って殆どバリエーション・ルートが無い。おかげで道に迷う事は全く無い。ここを3泊4日であるくと重い食料を背負って歩く苦行になりそうなので、2泊3日にして正解だった。実際、2泊3日で歩く人も多い。
ちょうど、その頃、マウント・クックで日本人が遭難というニュースを聞いて、ウーンとうなってしまったが、まあKepler trackは大丈夫だろう。しっかり訓練を積んでおこうと、重い荷物で近所の山歩きをしたところ、下り道でヒザを痛めてしまった。重い荷物の時にはそれなりの歩き方をしなければいけない。このヒザだけが不安のタネだった。