第三日目 Blackheath => Evans Lookout => Grand Canyon => Cliff top walk       ; 目次に戻る : 次の日

3日目はBlue Mountainでの最終日で、Black Heathから、Grose Valleyの方を歩こうと決めていた。最初の日にEcho Pointのインフォメーションで買ったガイドブックでは、標高差1000mで8時間のハードコースと紹介されていた。かなり厳しいウォーキングになるだろうとは思っていたけど、ここずっと天気が良いので暑さ対策さえあれば何とかなるだろう、とも思っていた。1日目と2日目の経験から、この暑さの中で普通に昼食を採るのは無理とわかっていたので、昼食はビスケットにして、600tの水ボトル2本と500tの魔法瓶に温かい紅茶えを入れて、オレンジマンゴージュースの紙パックが1個で、なんとか乗り切れるだろう、という計画である。

BlackHeath => Evans Lookout => Junction Rock => Govetts Leap Lookout => BlackHeath

下の写真はBlackheathの駅と街の写真。ここはKatoombaよりは、かなりおちついた感じの街だ。

Blackheath Blackheath Blackheath



厳しいコースだけれど距離は短いので、朝はゆっくりと9時20分の電車に乗る。(BlackHeathへの往復券は5.4ドル)。なんとガラガラの電車だ。歩き始めたのは9時半過ぎ。そこで、道を間違えて、Govvetts Leap Lookoutの方に向かっているのに気付いた。地図を取り出して、かなり迂回してEvans Lookoutに向かう。一つの誤算は、駅からこんな遠いと思っていなかったことで、Evans Lookoutに着いたら11時だった。
下はEvans Lookoutへの途中のGrand Canyon trackの入口の写真とEvans Lookoutの写真。下の右の写真は、Evans LookoutからJunction Rock方面を撮影したもの。

Blackheath Blackheath Blackheath



そそくさとJunction Rockに向かうべくGrand Canyon trackを降りてゆく。谷底は標高300mくらい。崖の上が1000mなので一気に下るものと気を引き締める。この道はよく整備されていて歩きやすい。歩行者も多いんだけど、皆ものすごい軽装である。殆どTシャツと短パンにサンダルという格好で、年配の人もいる。オーストラリアの人は大したものだと思っていたけれど、それは誤解だった。

結論をいうと、私は道を間違えていてJunction Rockにはたどり着けなかったのだ。確かに途中で変だなとは思っていた。道がのぼりになっているし。川の流れの上流に向かって歩いて谷底に降りれるのだろうか?などなど。そうしているうち、後30分で駐車場という看板に出くわして愕然とする。

途中でJunction Rockへの標識を見過ごしたんだ。今から引き返そうかと思ったけれど、途中の道を思い浮かべてもどの辺が分岐点だったか思いつかない。12時を過ぎていたし、今から新たに標高差1000mはちょっとなぁと思い、結局このGrand Cayon trackを1周してまたEvans Lookoutn戻って来たら丁度1時だった。

下の写真は、そんなGrand Canyon trackの様子。

Blackheath Blackheath Blackheath

Blackheath Blackheath Blackheath



しょうがないので崖の上の道 Clif top walkを歩いて、Govetts Leap Lookoutへ向かう。傷心の身には、この道のアップダウンが応える。ただ思い返してみたも、このGrand Canyon trackは1級の散策路だと思う。変化に富んでいるし景色も申し分ないし、Jamison ValleyやMegalong Valleyと違って、湿度が高くなく炎天下にさらされる場所もない、とても気持ちよく歩けるのだ。歩きながら、これは3日目にして最高の道だと思っていたくらいだ。おかげで標識を見逃したのかもしれない。Govetts Leap Lookoutでは茂みの中に駆け込む孔雀をまた見た。NSWのBlue Mountain National Parkの標識には恐竜のような鳥のマークがあるけれど、あれは孔雀なのかもしれない。下の写真はCliff top walkのもの。

Cliff_top_track Cliff_top_track Cliff_top_track



そんなこんなで、Govetts Leap Lookout を経由して BlackHeathの駅に戻って来たらちょうど3時だった。歩いた距離は似たようなものだけど、予定時間よりは相当早い。このままBlack HeathのパブでVictori Bitterを飲んでいこうか、という考えもよぎったけれど、時間も早いからKatoombaに戻ってプールに泳ぎに行こうと頭を切り買える。3時12分が次の電車だよと顔面ピアスの若いお兄さんが教えてくれる。ラッキーだ。

Katoombaに戻って、ホテルでシャワーを浴びてプールに行く。プールまではものすごいアップダウンがあり、相当へばりながらプールにたどり着く。一人6ドル。オーストラリアの安い物価になれた身にはかなり高く感じられるけど、やっぱりプールはいい。屋外の50mコースで泳いでいる内に元気を回復した。おかげでプールの帰りにはそのアップダウンが気にならなくなっていた。

swimming_pool Thai_restaurant



そしてタイ料理屋に直行し、Victoria Bitterを注文する。おいしい。トムヤンスープと焼き飯も旨い。この3日間タイ料理を食べて気づいたのは、スープ類・カレー類は、チキンよりビーフの方がはるかに美味しいということ。チキンが不味すぎるのだろうか。シドニーではオージービーフのステーキを食べても良いかななんて思い始めている。

Katoombaでのウォーキングを終えて、事前準備が大事という事を改めて理解。現地で入手した資料はもっと念入りに内容を把握しておくべきだった。