Sydney 2日目 Otford => Coast track => Burning Palms beach ; 目次に戻る :
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手元のシドニーのブッシュウォークのガイドブックによると、Otford からGarie Beachは、このガイドブックの中でも最高のコースとあり、期待したいコースだ。シドニーは朝はかなり曇っていたので出かけようかどうしようか迷っていたけれど、10時過ぎには明るくなって来たので出掛ける事にした。駅でOtfordと言ってもなかなか聞きとってもらえない。Helensburgの駅員にはWaterfallと間違えられたし困ったもんだ。途中のHelensburgでは1時間の電車待ちをしてOtfordに着いたのは午後1時30分。これでは、Garie Beach往復は無理である。
昨日は予習をしなくて失敗したので、今日は電車の中で細かくガイドブックを読む。Garie Beachまでは無理だから途中のWerrong Beachに寄ってくのでも良いかなと考えていたら、ガイドブックには何と、このWerrong Beachは
ニューサウスウェールズ州で唯一の公認ヌーディストビーチである
という記載を見つけてしまった。まずい、これじゃビーチに寄れないではないか。これを知らなければ何も考えずにビーチに寄れたのにとガイドブックで予習した事を半分後悔する。
またガイドブックには、OtfordからGairy beachを往復する人へのお奨めルートなども書いてある。Otfordからの往復は難しいだろうなと考えていたけれど、そうでもないんだ。アップダウンも強く無さそうだし路面状況さえ良ければ可能なんだ。もうちょっと前向きに考えても良かったかなぁ。
Otford駅からの歩き出しはとてつもない急こう配の登りだ。30度近いアスファルトの道を登って大きな道路に出る。しばらく行くと、ウォーキングルートの入り口と駅への近道があった。この付近には駐車場もあって車も結構停まっている。この連中はヌーディストビーチへの連中だろうかと邪心がもたげてくる。でも茂みの中に入って歩き出せばかなり快適なウォーキングだ。まず、海沿いなので、海風がとても心地よい。それに景色も良い。遠くまで海岸線が見えるのは素晴らしい。あの湿度の高いジャングル・ウォークに比べれば極楽ウォークである。
(* 写真を整理していて気づいたのだけれど、上の右の写真は、私のガイドブックの表紙の場所だった。
この本 )
さて、Werrong Beach(上の右の写真の海岸)を諦めたので、Burning Palm Beachを往復する事を考える。この海岸線ウォークが登り下りもそんなに傾斜がきつくなくてとても歩きやすい。とはいえ、海岸線にもジャングルは有り、オーストラリアはかなり侮れない所だという事を実感する。歩き始めて1時間半くらいで、突然ジャングルが無くなり、目の前に草原地帯と遠くに砂浜が見えてくる。なんて快適な歩きだろう、オストラリアに来て初めて感じた軽快なウォークィングの高揚感だ。別に普通のウォーキングなんだけど、これまでの耐えるウォーキングとは大違いの爽快感だ。砂浜に着いたら3時20くらい。この間の様子は下の写真で紹介します。
帰りの電車は5時15分を逃すと次7時15分なので、ここで引き返す。
帰り道は慣れたもので、駅に着いたら4時50分。充分間に合った。でも駅のトイレのドアが閉まっていて困ったものだ。
帰りの電車もかなり人が乗っていた。Centralまで1時間弱。今日は久しぶりに普通のウォーキングが楽しめた一日だった。
それに今日は歩き出しの駐車場や道の途中でそれらしいウォーカー達と遭遇し、ようやく自分だけが浮いている感じが無くなって、風景の中に溶け込む事ができたように思う。確かに蒸し暑くて見通しの悪いvalley walkに比べたら、潮風を浴びながら眺めの良い海岸線を歩くcoastral trackの方がはるかに楽しい。このシドニー近郊の海岸線は道もちゃんと整備されているので、普通にウォーキングが楽しめるのでお勧めだけど、問題は公共交通機関が少ない事。まして、luggage transer serviceなんてあるはずが無い。だれかのサポートが無ければ、重い荷物を背負うことになるけれど。でも、一度、時間をとって歩いても良いかなと思えるコースだった。
ちなみに下の左の写真がヌーディストビーチ(unclad bathing)への看板です。Odfordは殆ど人の乗り降りの無い駅でした。