◇特急あずさ→松本
外は曇り空、初日の上高地は雨なので、リュック内の荷物は個別にビニールで覆って詰め込んだ。
暖かい紅茶の水筒とビスケットはすぐに取り出せるように、リュックの上カバーポケットに入れた。
新宿駅7時発のあずさ1号に乗る予定で4時半起床。御茶ノ水駅には6時ちょっとに着いた。
新宿駅のBECKはもう開店していたので、コーヒーを買って、あずさに乗り込む。
そして、リュックを棚に収める。実は、ここが不安だったけど、あずさの荷物棚はさすがに頑丈だ。
下の写真のタテにぶら下がっている黒い袋は雪歩き用のポール。
普段は全く使わないけれど、雪道なら必要かと思い、これも中国製の安価なストックを用意した。
コーヒーを飲みながら、無事な進行にホッと一息。
9:38松本着。駅前のパン屋でチョコベーグルを2個買ってバスに乗り込む。
去年は登山客はあまり同じバスにはいなかったが、今回は、7,8人いた。
けれど、こんな大きなリュックは私だけだった。
◇松本駅→上高地バスターミナル→横尾
釜トンネルを超えたあたりから雨になった。上高地バスターミナルには12:55到着。
さっそく、レインウェアを上だけ着て歩き出す。
去年と同じ梓川の右岸を歩いたけど、実は左岸が歩行可能だった。雨の中を遠回りしてしまった。
バスターミナルから2時間くらい歩いて徳澤に着いたけ、荷物が重くて肩が痛いし、雨で手も冷たい。春は防水手袋必要だった。
炊事場の近くで雨宿りして、森永ビスケット「チョイス」と暖かい紅茶を飲んで生き返った。
横尾に着くころには、少し雨足が弱くなったけれど、雨の中で受付を済ませテントを組み立てて、荷物を入れて、やっと一息ついたらもう4時だ。
(左から:バスの途中から見た奈川渡ダムの湖)、テント、夕食のカレー(写真右下の緑色は茹でブロッコリー))
横尾のテント泊は一泊ずつ支払う仕組みで、受付けの時に明日の予定をきかれて、コースを伝えるとあきれた顔をされた。
そんな無謀なコースじゃないはずだけど、それで翌日分は明日の夕方にまた来ます、と伝えた。
◇夜のテント泊
実は夕方の5時ころには、雨がやんで風もなく良い天気になった。
今、思えば、この時に、テントのフライシートやグランドシートを一度、広げて水分を切るべきだったと思う。
でも、めんどくさかったのと、銀マットの上は乾いていて、2重のシュラフの中にインナーシュラフを使って寒くもないので、大丈夫だろうと楽観的だったのはややまずかった。
その日の夜は、寝ている内に、背中や足先が冷たくて時々目が覚めた。足を伸ばすとテントの端にあたって、そこが濡れているせいだ。
そこで、横向きで足を縮めて丸まって寝ることに。ああ、こんなんじぁ明日は休息日にしないといけないかなぁ。
などと、若干、弱気になりながら、眠りについた。
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